プロジェクトに関わる人々の
目指す磯新駅や磯地区の未来像、
思いをご紹介します。
磯町内会
顧問 折田 雄一さん
平成25年4月~令和2年3月 磯町内会長を経て、顧問に就任。
磯地区住民の代表として、平成29~30年度 磯新駅検討調査に関する協議会委員、令和元年度 磯新駅設置推進協議会副会長、企画調整・広報部会副部会長を務め、当プロジェクトに尽力。
そのほか、上町タウンマネジメント監事、清水校区まちづくり協議会 ふるさとづくり推進部会長も務める、81歳
磯地区も高齢化が進み、交通機関がもっと便利になってほしい、という声があがっていました。また、ひどい交通渋滞にも悩まされてきました。そんな中で、私が町内会長になってから「みんなで駅設置を目指そう!」という機運が高まり、磯地区の観光名所の仙巌園などを運営している島津興業さんにも相談して動き出しました。
鹿児島の経済団体、鹿児島市や県にはたらきかけ、東京の議員会館へ陳情にも行きましたね。
やったことのないこともいろいろありましたが、こうして地域住民の声から、大きな都市プロジェクトが動いたというのは、とても意味のあることだと思っています。
磯地区は、明治日本の産業革命遺産群があるように、日本近代化の夜明けをつくった場所。この歴史的な文化資源が残るまちは、住民として誇りですし、もっと多くの人に知ってもらいたいなと思っています。
磯海水浴場も、多くの人で賑わう観光地なのですが、交通が不便なことや、駐車場が少ないことなど、要望も多くありました。整備を進めれば、もっと喜んでもらえる場所になるはずです。
なんといっても、磯から見る錦江湾と桜島は、本当に素晴らしい。私も何十年と、この場所から見ていますが、朝夕、陽の光を浴びて表情を変える姿は、毎日見ても飽きません。
歴史が薫るまちに、美しい自然を借景にした駅舎ができれば、きっと駅自体も新しい名所になるでしょうね。地域住民にとっても、あらためて地域を守る責任感や誇りを持つきっかけにもなると思います。
観光資源の豊かな磯地区の開発は鹿児島全体の観光振興につながると思っています。
時間はかかりますが、鹿児島の経済的な効果を生む未来のためにも、この駅設置と、その周辺道路や施設を含めた開発に、大変期待しています。